降木(ふるき)神社のさらに上、小高い山の上にある「瀬戸山公園」は、江戸時代に佐竹藩から派遣されてこの地域を治めた「大山氏」の遊山場所と伝わる公園です。
院内小学校の裏から登っていくと、綺麗に刈り払いされた公園へのルートが現れます。内町・御屋敷地域のみなさんが、草が伸びるのに合わせて丁寧に整備していますので、快適に頂上を目指すことが出来ます。
公園の上には、ちょっとした平場があり、大きな石碑が立っています。「大山家及其家臣従属之碑」と刻まれたその石碑は、大山氏とその家臣たちがこの地に建立したものです。家臣たちが江戸時代が終わっても主家であった大山氏を慕っているのが偲ばれる石碑となっています。
平成24(2012)年5月掲載
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