横手市戸波(となみ)地域の戸波神社へと続く道の途中、鹿島様の近くに大きな木があります。旧増田町の名木にも指定(1995年11月)されている「吉野の種まき桜」です。
文化7年(1810年)、戸波地域の鶴松という人物が伊勢参りに行った時に桜の実を食べ、その種を弁当に入れて持ち帰り植えたのが起源だと言われています。この時の伊勢参りの記録、道中記が今も戸波自治会で保存されています。この桜の開花する時期がちょうど、稲の種まき時期の目安になったことから「種まき桜」と呼ばれるようになりました。
平成25(2013)年6月掲載
■参考資料・『増田町史』
・『種まき桜 標柱』
こちらの記事もおすすめです
天ヶ台(あまがだい)山
戸波橋から横手市戸波(となみ)地域を眺めると、その背後に標高300メートルほどの山が控えています。「天ヶ台(あまがだい)山」と言い、周辺地域の信仰を集める山です。 東側の戸波地域からは、麓の戸波神社の背後から...
自然・施設
その他
「道踏み」と「お七日(おなのか)」
横手市戸波地域の天ヶ台(あまがだい)山に位置する戸波神社は、子供との関係が深い神社です。戸波神社の本尊は薬師如来様で、古くから人々を病気の苦しみから救うと言われています。 戸波神社で子供主体の行事が行われ...
歴史
伝統行事・イベント
地域の歴史
伝統行事
戸波公園(長楽園)と城址
横手市戸波(となみ)地域に入ってすぐ、家々を数件挟んだ向こうにちょっとした台地が見えてきます。この台地の上が「上村(うえむら)」と呼ばれていますが、この上村の入り口に向かって左側にある小公園が「戸波公園」です...
自然・施設
歴史
その他
史跡