横手市の保呂羽山 波宇志別(ほろわさん はうしわけ)神社は、天平宝字元年(757年)の創建と伝えられています。本殿は保呂羽山の山頂、標高438メートル地点に鎮座し、参道には秋田藩主が参拝の際に籠を降りた「かご立場」、そして女人禁制の山のため、女性が登っても良い位置にある参拝所「下居(おりい)堂」、うっかりと女人禁制の場所まで登ってしまった女性が石になったという「子守り石」など、当時の信仰を伝える史跡が残されています。
かつて保呂羽地域の金井神・上坂部集落では、1月4日、波宇志別神社に梵天(ぼんでん)の奉納を行っていました。金井神の梵天は県内で最も早い時期に行われたとも言われ、登山道とは別の、集落住民が知る独自のルートを登って奉納したそうです。
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