県南地域でふるまい時の菓子として作られてきた「三杯みそ」。餅米、うるち米、小豆を主原料として作られていて、見た目と食感は餅のようです。材料にみそは使われていませんが、みその語源は材料を合わせた時の様子がみそのようだったからとも、かつてはみそを使っていたからとも言われています。
横手市保呂羽地域では、冠婚葬祭や田植えなど親戚が集まる時に、三杯みそが作られてきました。各家々で生産、収穫して大事に保存されてきた食材です。同じ保呂羽の坂部集落では黒ごまを用いて二色にする家庭もあるようです。
保呂羽地域の三杯みそは、今でも人が集まるとお茶のお供に添えられています。
令和3(2021)年8月掲載
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