食材の宝庫、由利本荘市笹子(じねご)地域ならではの夏場の郷土料理「夕顔汁」をご紹介します。
用意するのは夕顔とサバ水煮の缶詰にお味噌のみ。夕顔はウリ科の野菜で、ひょうたんのような細長い実をつけます。巻き寿司に使われるカンピョウは、夕顔の実を細く切って乾燥させたものです。夏場によく採れる夕顔をうまく調理する方法はないか?と地元の人々が考えたのがこの夕顔汁です。
夕顔の種を取り皮をむいたら、食べやすいサイズに刻み、水から煮たてます。夕顔が透明になってきたらサバの水煮を混ぜ、味噌を混ぜれば出来上がり。お好みでネギや豆腐を入れてもよし、夕顔の代わりにタケノコを混ぜることもあるそうです。サバのうま味としゃきしゃきした夕顔の食感が楽しめる、ボリュームたっぷりの夕顔汁。何杯でもおかわりできる上笹子のふるさとの味です。
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