安田さんは安全寺自治会の会長を務めていた頃に里山保全会を立ち上げ、3年間、自治会と保全会の会長を兼任していました。
安全寺地域では安全寺小学校が昭和62(1987)年に閉校してから、地域の行事が少なくなり、長年続けていた盆踊りも行われなくなってしまいました。
また、農業従事者の体力の限界などから耕作放棄地が増え、放棄地は美しい棚田の風景が見られる「なまはげ大橋」から見える田んぼにも及びました。
保全会が立ち上がった頃から、さらに会員の高齢化が進み、令和3(2021)年度に保全会を再編し、新たに婦人部を設けました。婦人部の方々は、農閑期には毎月1回、地域の産物を使った郷土料理教室を開催しています。次世代に残していきたいという想いもあるからです。保全会としても稲作をやめた田を管理し、耕作放棄地を畑に耕し、大豆やソバなどの畑作にも取り組んでいます。
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