画像:南沢の栗林

 上小阿仁村の南沢地域の東、小阿仁(こあに)川沿いに、築80年近い森林軌道の橋が架かっています。この橋を渡ると、その先は南沢集落が所有する山で、急斜面の山道を抜けると約4町夫(約4ha)におよぶ栗林が一面に広がります。

 19世帯で所有する共有地で、高齢のため栗拾いができない住民の分については南沢部落会が管理を行っています。10月初旬の収穫期になると、栗の実が地面に落ちて、足下は栗で埋め尽くされる程です。栗は熊のご馳走なので捕獲用の檻も設置しています。

 品種は西明寺栗で、普通の栗より大ぶりなのが特徴です。茹でて食べるもよし、渋皮煮、甘露煮や栗おこわもオススメ、天ぷらにして食べる方もいます。料理上手な地域の女性たちによって、お茶請けなど住民の交流の場に栗料理は登場しています。 

平成28(2016)年3月掲載

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