七日市地域の七日市公民館の南に位置する岩脇集落。集落の南側には岩が露出する山があり、集落の名前の由来となったと言われています。
岩脇集落には「旧阿仁街道のブナ」と呼ばれる巨大なブナの樹があります。幹の直径は165センチメートル、樹齢は推定250年と言われ、江戸時代から岩脇集落を見守ってきました。今も岩脇集落によって大切に管理され、集落から現地まではわかりやすい看板が案内してくれます。
岩脇集落の児童館の奥から、細い坂道を上がると出迎えてくれるブナ。樹の下の道祖神をすっぽりと包みこむように枝を四方に延ばしています。近くに駐車場もありますが、道が細く急な坂なので、児童館から歩いての訪問がおすすめです。里山の散策気分を満喫しながら、季節によって表情の変わる巨大ブナに会いに行ってみませんか?
平成27(2015)年3月掲載
■参考文献
『現地説明看板』
『鷹巣町史』
『鷹巣町史』
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