川連こけし

湯沢市(稲川町川連)

 湯沢市を中心に生産されている県指定の伝統的工芸品です。

 古くから子供用の玩具や湯治場のお土産品として親しまれてきました。

 近年は素朴で愛らしい姿から、贈答品や観賞用として全国的な人気があります。

歴史・特徴

 川連こけしは「木地山系」に分類される、旧皆瀬村木地山地区を産地の中心とする系統のこけしです。

 江戸末期の文政・天保年間の頃、木地師たちが質の良い材料を求めて木地山地区へ移住してきました。その木地師たちが椀や盆を挽くかたわらで、その材料を利用して子供たちに玩具として作ったことが始まりと言われています。

 川連こけしは、胴と頭の続いた「つくりつけ」の構造や手絡(てがら)が特徴で、小さいものから大きいものまでさまざまなサイズのものが作られています

技術・職人の技

 材料には、イタヤカエデの木が多く使われます。

 1年程度乾燥させた後、こけしの大きさに木を切り、それを八角の角材に木取りをしていきます。

 その後、ろくろでこけしの形状に木を削り出し、絵付けをし、表面全体に蝋を塗ってこけしが完成します。

 川連こけしには代表的な六つの型があるほか、工人によって違った表情を味わうことができます。

産地の取組など

 毎年、小正月行事の「犬っこまつり」に合わせて「秋田県こけし展」を開催しており、絵付け体験や即売などのブースは、地元だけでなく、全国からの観光客で賑わいます。

 また、こけし展では、コンクールも行っており、工人の技術向上と意匠開拓の場となっています。

<掲載画像のご協力>
 川連こけし工人会

工房・産地紹介

□ 川連こけし工人会(湯沢市産業支援センター内)

〒012-0105 湯沢市川連町字大舘中野19 
電話 0183-78-5100