経済産業大臣指定伝統的工芸品大館曲げわっぱ

大館市

 大館市で生産されている国指定の伝統的工芸品です。

 秋田杉の板を曲げて成形する技法が大きな特徴であり、木の弾力性が活かされながら、軽量性を備えています。

 また、杉の木目がそのまま活かされていて、木材の持つ「ぬくもり」が感じられます。

歴史・特徴

 曲げわっぱは、平安時代の遺跡からも発見されるなど、非常に長い歴史があります。

 藩政時代、大館を治めていた佐竹西家が、地域の豊富な森林資源を活かし、武士の内職として奨励し、近代まで技術が受け継がれてきました。

 現代になりプラスチック製品などの流通による影響を受けましたが、近年の本物志向の風潮や現代のライフスタイルを反映した製品の開発などにより、徐々に需要が高まってきています。

 曲げわっぱ製品は、木材の香りや吸湿性、断熱性、軽量性といった特長が活かされており、弁当箱やお盆などの代表的な製品のほか、コーヒーカップなど現代のライフスタイルに合わせたデザインの製品も各種開発され、販売されています。

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技術・職人の技

 杉を柾目が出るように製材し、部材ごとに裁断します。

 5~7mm程度にした部材を熱湯で煮沸し、部材を柔らかく折れにくくしてから型や治具などに巻き付けて加工します。

 曲げた部材はおよそ2日間の乾燥の後、合わせ面を桜の皮で縫い止め、底入れ、木地仕上げ、塗りなどの工程を経て、製品となります。

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産地の取組

 平成21年度より、曲げわっぱ体験工房を実施し、県民をはじめ、観光客にも広く親しまれています。体験メニューは、パン皿(18cm)3,000円、7寸盆4,000円、丸弁当箱5,000円(いずれも税込。詳細は大館曲げわっぱ協同組合までお問い合わせください。)

<掲載画像のご協力>
 1:大館曲げわっぱ協同組合
 2~6:(有)栗久
 15~20:(株)大館工芸社

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工房・産地紹介

■ 大館曲げわっぱ協同組合
〒017-0841 秋田県大館市字大町29-1
電話 0186-49-5221

■ 株式会社 大館工芸社
〒017-0012 大館市釈迦内字家後29-15
電話 0186-48-7700

■ 有限会社 栗久
〒017-0843 大館市中町38
電話 0186-42-0514

■ 有限会社 柴田慶信商店
〒017-0044 大館市御成町二丁目15-28
電話 0186-42-6123

□ 佐々木曲物工芸
〒017-0045 大館市中道3丁目1-79 
電話 0186-42-6875

□ 工房るわっぱ
〒017-0803 大館市東台655-1 
電話 0186-42-5523

□ 九嶋曲物工芸
〒017-3501 大館市岩瀬字大柳88 
電話 0186-54-2183

□ 高田漆器工芸
〒018-5601 大館市十二所町頭2-15
電話 0186-52-2564

□ 株式会社 りょうび庵 
〒017-0023 大館市東字岩ノ下8-1 
電話 0186-59-7771

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