認定事業者の紹介

認定事業者に、なぜリサイクルに取り組みはじめたのか、製品へのこだわりなどを紹介します。

コンクリート製品製造メーカーとして、循環型社会の形成に貢献
(株)ホクエツ秋田
(株)ホクエツ秋田

何を作っていますか?(認定製品の品目名)

(1)フライアッシュ入りプレキャストコンクリート製品 (2)溶融スラグ入りプレキャストコンクリート製品

何をリサイクルしていますか?(廃棄物名、循環資源名)

(1)フライアッシュ(発電燃料の燃えカス(石炭灰) (2)溶融スラグ(もともと家庭から出る燃えるゴミなど)

それはどこから排出されていますか?

(1)火力発電所(能代) (2)一般ゴミ処理施設(秋田市総合環境センター)

それは、これまでどう処理されていましたか?

(1)産業廃棄物として埋立処理されていた (2)秋田市総合環境センターの建設前までは、焼却埋立

その処理方法には、どんな問題や課題がありましたか?

(1)埋立処理場の確保 (2)埋立処理場の確保

製品について

 コンクリート製品製造メーカーとして、秋田県リサイクル認定製品の公共工事への積極使用を図るべく技術開発に取り組み、資源の有効利用することで、産業廃棄物の削減、CO2排出削減、天然資源消費の抑制を図り、循環型社会の形成に努めます。


①かつては産業廃棄物として埋立処理されていたフライアッシュ(石炭灰)ですが、現在は、セメント原料、コンクリート混和剤、地盤改良材等への有効利用が図られ、循環型社会の構築に役立てられています。
フライアッシュの利用に際しては、コンクリート二次製品の耐久性能の確保と安定した品質の維持が課題となっていましたが、秋田県が助成する環境産業研究開発補助金の認定を受け、秋田大学大学院との共同研究の末、フライアッシュ入りコンクリート二次製品の認定・製造販売に至っています。
秋田県能代市の石炭火力発電所より発生する石炭灰から生成されるフライアッシュ(JIS A 6201 Ⅱ種)を使用し、「秋田県フライアッシュ混合プレキャストコンクリート製品使用基準」により、環境安全性、性能、品質が保証されています。

 

②溶融スラグの有効活用は全国に先駆けて取り組み、平成16年度秋田県認定リサイクル製品としての生産を開始して以来、県内各地で普及が進み、10年目の節目を迎えています。
「秋田県溶融スラグ使用基準」により、環境安全性、性能、品質が保証されています。
 

 

思い・メッセージ

 安定的に同じものを、同じ状態で供給することはもちろんのこと、時代のニーズに合ったものを提供していくこともひとつの使命です。戦前から戦後への過渡期、何もない時代のインフラ整備から始まり、近年のユニバーサルデザインを取り入れた製品や、生態系に配慮した製品など、時代のニーズに応じて取り組んで参りました。
現在は、人口の減少や少子高齢化などの社会問題がありますが、利用者や地域の声、時代のニーズを自社の製品開発に取り組み、技術を高め、世の中からの要求に対し、より良いものを提案、提供していきたいと思います。


また、H24年度からは、秋田県内のコンクリート二次製品各社の管理体制の底上げと安定的な供給を目指して制定された「秋田県コンクリート製品協会 工場認定制度」に基づく工場管理を実施しており、認定工場として操業しております。JIS認証に加え、秋田県コンクリート製品協会認定工場として管理体制の充実を図る事で、品質確保と適正管理に努めております。今後も、安心・安全な製品で、快適空間の創造に奉仕して参ります。
 

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要相談

(株)ホクエツ秋田

会社概要

(株)ホクエツ秋田
秋田県秋田市河辺戸島字野田158
018-882-2751
https://www.hsnet.co.jp/

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