認定事業者の紹介

認定事業者に、なぜリサイクルに取り組みはじめたのか、製品へのこだわりなどを紹介します。

生ゴミリサイクルが作り出す、食の好循環
(株)さいせい
(株)さいせい

何を作っていますか?(認定製品の品目名)

特殊肥料

何をリサイクルしていますか?(廃棄物名、循環資源名)

生ゴミ

それはどこから排出されていますか?

食品販売店舗(スーパー)等

それは、これまでどう処理されていましたか?

焼却、埋立

その処理方法には、どんな問題や課題がありましたか?

焼却コスト、埋立地の確保

製品について

【活】 特殊肥料(バークたい肥は除く)
地元から発生する食品残渣に、内城菌(複数種の菌)を加え中間発酵させて作った有機肥料で、野菜、水稲、花木等に使用できます。


特殊肥料「活」とは
内城菌を使用し、生ごみを資源リサイクルした特殊肥料です。最大の特徴は、自然から生まれたものを自然に帰すという循環型のシステムがしっかりと確立されることです。複数種の菌の作用で、土中の微生物を増加・活性化します。これにより土壌が団粒構造となり、 土の透水性と通気性が良くなるため作物の生育が促進されます。養分の吸収とともに根元から排出した根酸を土壌菌が食べてしまうので、根が腐敗して作物の老化するのを防ぎます。 また発酵で産出される炭酸ガスや有機酸で土中の鉱物成分を溶解し、作物にミネラル成分を賦与します。こうした土壌で育つ作物は、本来持っている機能を回復し、自分の身で守るために病気や害虫等を寄せ付けない芳香性物質(フィトン・チッド)を発散させるようになるため、農薬に頼らない生産が実現します。


生ゴミの減量化・肥料化・再利用により

 

①廃棄焼却処理時に排出されるCO2(二酸化炭素)の削減
②肥料使用により、美味しい作物が出来る。土壌改良効果、農薬の減量、その他
③家庭の生ゴミも肥料することで、ゴミ減量化、有効利用につながる
 

 

 

思い・メッセージ

生ごみを回収し、肥料化しております。
これは、「スーパーも、ゼロエミッションの状態にすることはできないか」というスーパーの思いからはじましました。
スーパーから排出される野菜くずや魚の粗、パンの残りなどの生ゴミを肥料化し、その肥料でいい土壌をつくり、野菜や果物を栽培するというサイクルを目指しています。
私たちは、もともと本業として、一般廃棄物収集運搬、産業廃棄物収集運搬・中間処理を行っていましたので、何もないところからはじめるより、これは強みとなりました。また、取組みをはじめてまもなく、由利本荘市のバイオマスタウン構想の事業が始まり、その中に補助事業として組み入れてもらうことが出来きました。


農業では、地力のある土壌をつくること、後世に安全で豊かな土を残すことが大切です。
化成肥料では、土地が枯れていってしまいます。有機物肥料で微生物を活用する事により、良い土壌へと生まれ変わっていきます。
内城菌が土中に入る事で善玉菌を増加・活性化させ、土壌改良や農薬の減量にも繋がります。
また、桃、さくらんぼ、りんご農家からは、果物が甘くおいしくなると良い評価を頂いております。
農薬を極力減らし、良い作物をつくる事を目指している農家の皆様を応援していきたいと思います。


また、生ゴミ原料以外にも、鮭やハタハタのアラなど魚でも肥料を製造しております。その他、成長が早く処分に困っている孟宗竹や、投棄処分していた岩ガキのカキ殻を粉状にすることで、有効利用に繋げる事にも着手しております。今後も、調査・研究開発に取り組んで参ります。

 生ゴミを減らすためにはどうするか?学校教育や家庭学習の一環で、微生物を使ったたい肥作り、有効利用を提案して行きたいと思います。
生ゴミたい肥化セットの紹介や講座を設けたり、工場見学も可能です。お気軽にご相談下さい。
 

 

工場見学はできますか?

(株)さいせい

会社概要

(株)さいせい
秋田県由利本荘市黒瀬字沖村260
0184-24-4688
http://www.saisei-akita.co.jp/

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