子育て応援講座

平成26年12月25日  第3回◆お母さん、ペンを持とう!

乳児期編  講師:「子育て中だからこそできること」 藤本裕子 講師

 私が主宰する「お母さん大学」には、たくさんのお母さんが学んでいますが、教科書もなければ、講義(カリキュラム)もなく、先生もいないし、キャンパスもない大学。強いて言えば、キャンパスは「家庭」、先生は「わが子」という、一風変わった大学です。
 
 唯一、そこで私がお母さん大学生に伝えているのは、「ペンを持ってください」ということです。なぜなら、お母さんがペンを持つと子育てが楽しくなる。これは、私が長年ペンを持ち新聞をつくってきた中でたどり着いた「お母さんを笑顔にする作戦」です。
 
 お母さんは、毎日がわが子に振り回される日常。一時もじっとしていないばかりか、片付けるそばから散らかる部屋に疲れもイライラもマックスです。
 
 たとえばテッシュペーパーを箱から何枚も出してしまう子どもに、思わず「やめて~」と叫んでしまうシーン。ところがお母さんがペンを持つと、「これはネタになる!」とばかり、じーっとわが子の行動を見つめます。部屋じゅうがティッシュの海になったら、「おお、これはまさにシャッターチャンス!」と証拠写真を撮って、様子をメモメモ。
 
 すると今度は玄関でがさがさと音が…。あら、大変。下駄箱から次々と靴を引っ張り出しているわが子を発見。慌ててペンとカメラを用意し、パパの大きな靴を履いてニタニタと満足そうなわが子をパチリ!仕事中のパパにも見せてあげよう!と送る報告写メ(写真と文章)を、そのままWEBコミュニティにアップし、お母さん同士で共有しているのが「お母さん大学」であり、「お母さん業界新聞」なのです。
 
 つまり、お母さんたちが書き留めたさりげない子育て日記が、そのまま「お母さん記者の記事」としてブログや新聞に掲載されているのです。前者のタイトルは「芸術は爆発だ!ティッシュも爆発だ」、後者は「ちびっこ靴屋さん」。どちらも多くの読者(お母さん)に共感される、とても素敵な記事です。
 
 お母さん大学生の中には、こうしたエピソード溢れる日記をたくさん書いて、マイ新聞をつくっている人もいます。マイ新聞は、離れて住んでいるおばあちゃんに送ったり、地域で出会ったお母さんに手渡したり。
 
 さらにその新聞を、いつかわが子が読んだら、お母さんがどんな思いで自分を育ててくれたかが一目瞭然。そう。毎日の記事は、将来の「わが子へのレポート」でもあるのです。
 
 ねっ。ペンを持つだけで、お母さんのイライラがニコニコに変わる!お母さんがとびきり笑顔になるスペシャル企画、皆さんもぜひお試しください。

講座一覧