子育て応援講座

平成26年07月09日  第1回◆キャリア教育って、な~に?

児童期編  講師:「児童期からのキャリア教育」山本多鶴子 講師

 「大きくなったら、何になりたい?」幼児なら目を輝かせ、えらく真面目な顔で「ヒーロー」「プリキュア」と答えるかもしれません。小学生なら男の子は「プロスポーツ選手」、女の子なら「パテシエ」がダントツ1位ではないでしょうか。さて、大人になっている皆さんは、小さい頃の夢は何でしたか?夢をかなえた方もいらっしゃるでしょうし、全く想定外の人生を送っている方もいるでしょう。
 
 私は小学校の卒業アルバムに「将来は小学校の先生」と書いていましたから、そのまま夢をかなえたタイプと言えます。なぜ、小学校の先生を目指したか・・・小学校時代にあこがれる大好きな先生に出会えたこと、周りの大人に「先生が向いているね」とよく言われたので、自分には向いているとすっかり思いこんでいたからでしょう。何の迷いもなく教育学部に進学して、卒業後、小学校の教員になりました。
 
 「キャリア教育」は、教育界ではここ10年ですっかり定着した言葉です。
最近は、教育に直接関わっていない方々でも耳にすることが多くなっていると思います。昔は「キャリア」というと、有名大学出身で省庁に就職したエリートをいわゆる「キャリア組」と呼んでいたため、職業上の経歴という印象があるかもしれません。また、この言葉が生まれた背景には、若者のニートやフリーターの増加が社会問題になったことから、働く意欲の育成や適切な職業選択の必要性がありましたので、就職を控えた高校生や大学生に関連する言葉だと思われた方もいると思います。
 
 今、全国の小中高校で取り組んでいる「キャリア教育」は、進路や職業選択という狭い意味ではなく、目標を持って自分の人生を切り開く力を育てる「生き方指導」と言った方がよいかもしれません。小中学校では、職場体験やようこそ先輩のような講演会が実施されているのはキャリア教育の一環ではありますが、それだけではなく、日々の授業など全教育活動を通して、子ども達が将来、社会で自立的に生きる基礎を培うことを目指し、「学ぶこと」と「働くこと」「生きること」をつないでいる教育活動なのです。
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