子育て・親育ち講座

  第4回◆妊娠中こそ、冷えない身体つくりをしましょう

「食育」部門  胎児期編  講師:石岡 真理子 講師


 妊婦さんは、昔から、身体を冷やさないように・・・と言われてきていますが、それはどうしてなのでしょうか?妊婦さんだけに限らず、「冷え」が身体によくないということは、皆さんよくご存知だと思います。
 これから妊娠出産を控えている年代の女性たちの中には、欧米型の食事が増えてきていることや、薄着や肌を露出したファッションなどもあり、冷え性の女性はかなり多いと思います。

人間の自然の営みである妊娠分娩では、「本来身体がもっている力」を十分に引き出すことが必要になります。ところが、「冷え」というのは、「本来身体がもっている力」を低下させてしまいます。すると、あまり起きて欲しくないことが、色々と起きてしまいます。
 
身体が冷えていると、妊婦さんはおなかが張りやすくなります。「おなかが張る」というのが頻繁に起こってくるようであれば、「切迫流産」や「切迫早産」が心配になってきます。
 
また、お産のときにも、身体が冷えていると、陣痛が弱くて生まれるまでにすごく時間がかかったり、産後の出血がとまりにくかったり・・・、安産にはなりにくいようです。
体が冷えた場合、厚着をするのも効果的ですが、何よりも食べるものが大事になります。
身体は、食べる物から作られるのですから。
 
 
     毎日の飲み物は「番茶」がおススメ! 
 まずは、飲み物から。
 毎日飲んでいるのは、コーヒーですか?緑茶ですか?
 実は、どちらも、身体を冷やす飲み物です。おまけにカフェインも入っているので、妊娠中日常的に飲むのは、あまりお勧めできません。
妊娠中や、赤ちゃんに自分の母乳を飲ませている授乳期間は、番茶か麦茶がお勧めです。麦茶は夏季に飲むものなので、番茶よりは身体を冷やします。
冬場は温かい番茶がお勧めです。特に冷えがひどいときは、番茶に「しょうゆ」か「塩」をほんの少し入れると、身体がポカポカしてきますよ!
 
昔のおばあちゃんの知恵ですね。
 
 
     根菜たっぷり鍋を食べよう!
冬はお鍋の季節ですね。大根やにんじん、里芋など根菜類をたくさん入れてみましょう。
根菜は身体を温めてくれます。産後もぜひ根菜をたっぷり食べてみてください。
 
 
★和食中心に。良く噛んで。腹八分目。
 昔から日本人が食べてきたものは、身体に負担にならず、日本人の身体に適しています。
 パンよりはご飯がいいでしょう。そして、良く噛むことも大切です。1口30回噛んでみましょう。食べ過ぎも防げます。あまり噛めないときは、最初の一口目を100回噛んでみましょう。続けてよく噛めるようになりますよ。
満腹になるまで食べないで、腹八分目に抑えておきましょう。
 
 
★甘いものは、摂りすぎに注意!
妊娠後期になると、妙に甘いものが食べたくなってきます。しかし、砂糖は身体を冷やしますので、摂り過ぎないように注意しましょう。何事も適度に!です。
 
 
★旬の食材を選びましょう
昔から、冬はあつあつ鍋料理が多く好まれ、夏は夏野菜があります。
 夏野菜には、身体の熱を取る作用があります。その季節にとれる、旬の食べ物が、実は身体に一番あっていて自然なのです。
お母さんが食べたものの味は、羊水を通して赤ちゃんも味わっています。ぜひ、旬の美味しい味をわが子にも味あわせてあげましょう。
 
 
 
余談ですが、冬場は毛糸のパンツや腹巻などを使用してポカポカにして過ごしましょう。
 そのとき、足首にも気を配ってみましょう。
 内くるぶしから指を横にして3本分上の位置に「三陰交」という安産のツボがあります。ここを温めるようにしてください。
 靴下や、レッグウォーマーをはきましょう。「気持ちいいな」と感じる程度に指圧するのもいいでしょう。
 

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