カメラレポート

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知事選で佐々木氏が3選果たす
   技・人・地域―の3づくりが県政推進の重要な視点と所信


 開票結果
   当選 佐々木喜久治(65歳 無所属現) 562,410票
       高 橋 清 人(57歳 共産新)   164,449票

 統一地方選前半戦の知事選挙、県議会議員選挙が四月十二日行なわれ、知事に現職の佐々木喜久治氏が当選した。佐々木氏はこれで三期目を迎え、一九九〇年代へつなぐ県政を担当することになった。当選後、佐々木知事は四月十四日初登庁し、県職員を前にしたあいさつの中で次のように述べた。

 今回の選挙で全市町村を回ってきたが、とくに感じたのは地域経済の低迷である。円高不況で鉱業、電気機械などの企業経営は苦しく、若者の県外流出、雇用不安が拡大、農村部では農業の先行きに対する不安感がある。
 こうした現状の打開には、官・民が総力を挙げて当たる必要がある。基本的には総合発展計画に沿いながら県政推進三づくり(技、人、地域)を重要な視点として県政を推進していきたい。第一の技づくりとは日進月歩の先端技術を導入し、これを木材加工、金属精錬、酒づくりなど本県固有の技術と組み合わせていくという視点である。第二は、創造力と行動力に富んだ人材を育成、確保していく人づくり、第三は、笑顔で働ける職場と安心して暮らせる生活環境の整った地域社会をめざす地域づくりである。
 また、選挙の公約として

(1)日本海沿岸縦貫自動車道の建設
(2)田沢湖線のミニ新幹線化による秋田・東京間の新幹線直通運転の実現
(3)八幡平・阿仁・田沢地域の大規模リゾート地の建設

―を掲げ、その実現に最大限の努力を傾けることを約束したので、積極的に取り組んでいきたい。


佐々木知事の略歴

 大正10年11月生まれ。東北大法文学部卒。昭和21年内務省入省。本県地方課長を経て、大阪府庶務課長、自治庁公営企業、自治省理財、市町村税、府県税、財政各課長。41年徳島県副知事。その後自治大臣官房参事官、同省税務局長、消防庁長官を経て51年から53年まで本県副知事。54年4月、知事選に出馬し初当選。本籍大館市。秋田市千秋北の丸5―55住。

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県議選は新人が台頭、15人が当選

 県議会議員選挙は知事選と同時に行われ、無投票となった湯沢市(定数二)を除く十六選挙区で、六十九人の候補者が四十七議席を争った。
 この結果、自民党の当選者は無投票の一人を含め二十五人で、前回選挙時の二十六議席に比べ一議席減。社会党は前回の十四議席を一議席上回る十五議席を獲得した。公明、共産両党は各一議席を守ったが、民社党は議席を失った。無所属は前回から一人増の七人が当選した。新旧別では現職八人が落選、新人は大量十五人が当選し、前回の九人を上回った。
 県議会議員四十九人の新しい顔ぶれは以下のとおり。

(配列順は、秋田市を最初に、以下、県北の鹿角市、郡から県南へ、各選挙区、ことに当選順位に従って掲載。
 当選者については概ね県選挙管理委員会告示をもとに、氏名(敬称略)、年齢、所属党派、新旧別、当選回数、職業、主な経歴、最終学歴、住所の順。
 写真は秋田魁新報社提供。)



県議会議員49人の新しい顔ぶれ

 ◇奈良光雄(ならみつお)60

 共産現(3) 党県委員長、秋田市農民組合顧問。秋田市議。鉄道青年錬成所卒。秋田市土崎港。


 ◇長谷川清美(はせがわきよみ)43

 無所属新(1) 会社役員。日大法学部副手、代議士秘書、秋田市議。日大大学院卒。秋田市寺内。


 ◇藤原哲(ふじわらてつ)54

 公明現(4) 党中央委員、党県本部長。秋田東中、外旭川中各教諭。秋大卒。秋田市手形。


 ◇東海林正隆(しょうじまさたか)61

 自民現(4) 会社役員、党県連幹事長、県中小企業団体中央会副会長。秋田市議。秋田工卒。秋田市楢山。


 ◇布施幸治(ふせこうじ)59

 社会新(1) 党秋田北支部委員長、土崎サッカーク会長。国鉄土崎工場勤務、秋田市議。法大卒。秋田市土崎港。


 ◇北林康司(きたばやしこうじ)45

 自民新(1) 党秋田市支部連合会総務教育宣伝部長、秋田予備校嘱託。代議士秘書、早大卒。秋田市八橋。


 ◇高橋昌一(たかはししょういち)57

 自民現(3) 会社役員、県都市計画審議会委員、県バレーボール協会長。十条パルプ顧問。慶大卒。秋田市新屋。


 ◇植田正夫(うえたまさお)60

 無所属現(4) 帝国石油秋田鉱業所顧問、県総合開発審議会委員。秋田鉱専卒。秋田市新屋。


 ◇石郷岡栄吉(いしごおかえいきち)59

 社会現(3) 団体役員。国労東北本部専従、同秋田地本書記長。新潟鉄道教習所卒。秋田市手形。

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 ◇鈴木伝八(すずきでんぱち)80

 自民現(5) 団体役員、秋田経法大副理事長。秋田市農協組合長、秋田市議。秋田師範卒。秋田市楢山。


 ◇柳沢清(やなぎさわきよし)43

 社会新(1) 団体役員、党鹿角総支部中小企業対策特別委員長。鹿角地方労事務局長。花輪高卒。鹿角市花輪。


 ◇田口誠(たぐちまこと)60

 自民現(4) 農業、党県連総務会長。県立鹿角工高教員、鹿角市建設課長。能代工卒。鹿角市十和田。


 ◇畠山勝蔵(はたけやまかつぞう)61

 社会現(2) 農業、党県本部副委員長、大館市松峰鉱害対策委員長。大館市議。高小卒。大館市松峰。


 ◇田中昌(たなかまさし)68

 自民現(7) 県農業会議会長、全国農業会議所理事。党県連幹事長。教員養成所卒、大館市青葉町。


 ◇畠沢恭一(はたざわきょういち)74

 無所属現(11) 会社役員、県体育協会会長。卯根倉鉱業、同和鉱業各顧問。早大専卒。大館市花岡。


 ◇北林照助(きたばやししょうすけ)58

 自民現(4) 団体役員、米内沢土改区理事長、森吉町体協会長。森吉町議。東工大卒。森吉町米内沢。


 ◇成田純次(なりたじゅんじ)57

 杜会現(4) 党県本部統制委員長、党鷹巣支部長。全林野秋田地本委員長。鷹巣農林卒。鷹巣町東横町。


 ◇津谷永光(つやえいこう)35

 自民新(1) 会社役員、県商工会青年部連合会理事、鷹巣町地域産業青年部部会長。慶大卒。鷹巣町鷹巣。


 ◇袴田敏雄(はかまたとしお)59

 社会現(3) 党県本部県民生活局長。能代市議。新潟鉄道教習所卒。能代市鰄淵。


 ◇中田初雄(なかたはつお)72

 自民現(6) 会社役員、能代商工会議所会頭。能代市議会議長、県議会議長。能代工卒。能代市万町。


 ◇成田広造(なりたこうぞう)53

 自民現(2) 会社役員、県木産連理事、山本畜産農協組合長。能代高卒。二ツ井町山根。


 ◇工藤功(くどうこう)64

 自民現(2) 会社役員、党県支部連合会広報委員長。能代工卒。琴丘町鹿渡。


 ◇佐藤一誠(さとういっせい)41

 無所属新(1) 会社社長、県ホッケー協会理事、船川南小PTA副会長。早大卒。男鹿市船川港。


 ◇加藤義孝(かとうよしたか)64

 自民現(8) 団体役員、県畜産農協連合会長。秋田工教諭、男鹿市議。日大卒。男鹿市脇本。

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 ◇児玉孝(こだまたかし)56

 社会現(4) 農業、党県本部副委員長。同書記長。金足農卒。飯田川町和田妹川。


 ◇伊藤万治郎(いとうまんじろう)50

 無所属新(1) 会社社長、五城目町商工会理事、同町観光協会理事。五城目町議。馬場目中卒。五城目町七倉。


 ◇藤原俊久(ふじわらとしひさ)45

 自民新(1) 会社員、天王町商工会理事、天王ライオンズクラブ会長。天王町議。日大卒。天王町天王。


 ◇伊藤憲一(いとうけんいち)43

 自民現(3) 農業、党県連青年部長、県監査委員。県連青会長、雄和町収入役。金足農卒。雄和町平沢。


 ◇小林富保(こばやしとみやす)52

 社会新(1) 本荘由利地方労事務局長。本荘郵便局勤務、全逓秋田地本委員長。本荘高卒。本荘市出戸町。


 ◇高橋正一(たかはししょういち)45

 無所属新(1) 農業、本荘市子吉土地改良区理事。本荘市連合青年会長。西目農卒。本荘市薬師堂。


 ◇長谷部誠(はせべまこと)36

 無所属現(2) 団体役員、全金同盟秋田地方金属顧問。県教育庁勤務。同志社大卒。本荘市出戸町。


 ◇佐藤秀一(さとうしゅういち)63

 自民現(3) 県農協五連会長、矢島町農協組合長。由利畜連会長、矢島町議。矢島高卒。矢島町立石。


 ◇楢岡貞龍(ならおかていりゅう)63

 自民現(5) 僧侶、県私学審議会議長。仁賀保町総務課長、同町公民館長。日大卒。仁賀保町三森。


 ◇辻久男(つじひさお)48

 自民新(1) 自営業、党大曲支部総務会長、県菓子工業組合大曲支部長。秋田高卒。大曲市福住町。


 ◇栗林次美(くりばやしつぐみ)39

 社会新(1) 党大曲仙北総支部副委員長、県出稼組合連合会事務局次長。代議士秘書。上智大卒。大曲市栄町。


 ◇安杖正義(あんづえまさよし)42

 自民新(1) 農業。代議士秘書、角館町議、同町議会建設委員長。大曲農卒。角館町八割。


 ◇佐々木長秀38

 社会現(2) 農業、党県本部農漁民局長。代議士秘書。拓大中退。西仙北町木原田。


 ◇原竜一(はらりゅういち)71

 自民現(8) 農業、党大曲市支大曲部長。横堀村長、内閣官房長官秘書官、県議会議長。大曲農卒。仙北町板見内。


 ◇佐々木社信行(ささきしんこう)65

 社会現(6) 党県本部自治体議員団議長。秋田営林局勤務、神岡町議。大曲農卒。角館町雲然。

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 ◇大野忠右エ門(おおのちゅううえもん)80

 自民現(9) 団体役員、全国治水砂防協会理事。長野町長、県議会副議長。東京農大中退。中仙町長野。


 ◇堀江勇吉(ほりえゆうきち)52

 自民現(3) 横手市農協組合長。横手市連青副会長、横手市議。横手高卒。横手市大屋寺内。


 ◇石井正志(いしいまさし)40

 社会新(1) 党横手支部書記長。全逓秋田地本執行委員、横手市議。横手高卒。横手市二葉町。


 ◇柴田康二郎(しばたこうじろう)52

 自民現(4) 会社役員。全国商工会青年部連合会副会長、大森町議。早大卒。大森町字大森。


 ◇佐藤次男(さとうつぎお)54

 社会現(2) 会杜役員、党県本部自治体局長。自治労東北地連事務局長。現平鹿高卒。平鹿町浅舞。


 ◇谷藤昌二(たにふじまさに)56

 自民新(1) 会社役員、全国建設業官公需協組協議会理事。秋島建設勤務。日大卒。増田町増田。


 ◇鈴木栄治(すずきえいじ)62

 社会現(4) 党湯沢雄勝総支部委員長、湯沢市出稼組合顧問。湯沢郵便局勤務。湯沢高卒。湯沢市裏門。

 高久正吉(たかくしょうきち)46

 自民現(3) 会社役員、党湯沢支部長、湯沢市体協副会長、湯沢高校同窓会理事。早大卒。湯沢市内館町。


 ◇東海林建(しょうじけん)65

 社会現(4) 団体役員、県木炭協会会長、県森林組合連合会理事。雄勝町議。横手中卒。雄勝町下院内。



 ◇佐藤善三(さとうぜんぞう)57

 自民現(3) 会社役員、党県連組織委員長、羽後町商工会長。羽後町長。早大卒。羽後町西馬音内。

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JR始動、新しい鉄道の歴史へ第一歩
   親しみある鉄道目指し、東日本旅客鉄道会社秋田支店開業

 国鉄の分割・民営化に伴い、六つの旅客鉄道会社をはじめとするJRグループが、四月一日スタート。東日本旅客鉄道株式会社東北地域本社の下部組織にあたる秋田支店が発足した。
 秋田駅では前日深夜から、駅入口の看板や構内のポスター、券売機の掲示板にある国鉄の文字を、すべてJR東日本に張り替えるなどして模様替え。また、車両のJNRマークもJRにつけかえた。
 午前八時すぎに同駅で行われた記念団体列車の出発式では、田沼昭雄支店長が

きょうから新しい民営鉄道がスタートした。気持の通ったサービスを心がけるのでよろしくお願いします

とあいさつ。支店関係者や来賓、団体旅行客ら二百人の見守る中で、高田秋田市長らとテープカットして、新生JRの門出を祝った。
 同駅では三月中旬から、出札窓口の仕切りガラスを取り払い、銀行カウンターのようにオープン化。職員とのコミュニケーションが可能になったと、利用客に好評だ。