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男鹿の多世代家族のお話

男鹿の多世代家族のお話

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3歳から13歳までの4人の子どもたちを育てる小玉さんご夫婦は、三世代8人家族で暮らしています。
海と山に囲まれた男鹿ならではの自然の恵みを生かして、どんな日々を送っているのでしょう? 楽しい同居生活のお話や、地域での子育てについて伺いました。

小玉 由紀さん(40)
茨城県出身。男鹿市出身のご主人と東京で結婚。3人目の出産を機に家族で男鹿へ。2005年子育てカフェ・にこリーフを立ち上げ、男鹿の自然や地域の方々とのつながりを楽しむ。英語教室講師。

いつの間にか、家族がいっぱい 多世代同居は楽しい!

大学生のときにご主人と出会い、それぞれが東京で就職して25歳で結婚、27歳で長男を出産。30歳になるまでに秋田に帰りたいというご主人との約束から、3人目の出産を機にご主人の実家、男鹿で多世代で暮らすことを決断しました。子どもたちを連れて東京から男鹿へ...。不安や戸惑いはなかったのでしょうか?

「当初は言葉も分からず、私は秋田でどう生きていけばいいんだろう?と悩みました。学生の頃から海外留学や旅行を経験して、どの国に行っても楽しかったのに初めてホームシックになったりして(笑)。でも、男鹿の海へ漁に出たり、畑仕事をして何でも自分たちでまかなえる義父母の姿を見て、なんてサバイバルなんだろう、と(笑)。山菜を採ったり、ハタハタ寿司や味噌を作ったり、季節ごとにきちんとやるべき仕事があって生活力がある。多世代同居で家族が増えただけでなく、生活文化のことを考えたり、自分もそれをつないでいきたいと思うようになりました」。

自給自足ができる生活力、無駄のない生活の知恵...。そんな義父母の姿が由紀さんを勇気づけたのでした。

「でも多世代同居を美化したくはないんです。お互い我慢しているところもきっとあります(笑)。家を建てなくてもいい安心感があるし、食費や生活費を抑えられたり、生活の知恵を学べるなどいい部分がたくさん。収入が少なくても工夫して、お金をかけずとも心豊かに生活できるライフスタイルがあります。自分の時間を大事にしながら、家族といい距離感、いいバランス感覚を保てれば、多世代家族は核家族よりも子育てがラクです!」

多世代家族は、一体感がいい!

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おじいちゃんの漁船は子どもたちの絶好の遊び場

男鹿で大家族となった由紀さんですが、心配だったのは慣れない場所での育児についてでした。

「最初は、遊具の多い東京の公園との違いや人がいないことに驚きましたが、次第に自然のなかで遊ばせるのが一番と思うようになりました。砂浜や田んぼ、寒風山、夕焼けを見たり、ドライブやキャンプをしながら、男鹿でしかできない育児を楽しめるようになったんです」。

そして義父母の存在がありがたいと由紀さんは話します。

「子どもが病気のとき、入院のときなどにサポートしてもらえるのが一番ありがたかった。それに、私ひとりでできないことは、無理をしなくても代わりにやってもらうことができます」。

4人目を授かり生んでからも、義父母の力が借りられることは、本当に大きかったといいます。「先輩ママから子育ては3人目からがラクと聞いていましたが、本当にそのとおりで、きょうだいで面倒をみたり遊んだりしながら、勝手に育ってくれています。きょうだいが増えることで、お互いに成長し合えるのがいいところ。4人目の子どもは、家族に一体感が増すなどいい影響をもたらしてくれました」。

また、助け合いながら生活してみて、改めて感じるのは子育て環境のこと。

「生きる土台になる子どもの時期、豊かな自然の中で、祖父母と山菜を採ったり畑作業をすることは大事なことだと思います。いろんな世代で関わり、教えられ、助け合いながら、いざという時の生きる力が育まれていきます。二人の存在は、私にとっても子どもたちにとってもありがたいんです」

1杯のコーヒーで元気に、幸せに。 子育てカフェで出会い、助け合う

男鹿で暮らして1年が過ぎた頃、由紀さんはある日、友人とともに訪れたカフェで1杯のコーヒーを入れてもらいました。「どうぞ」と差し出され、口にしたコーヒーのおいしかったこと! こんなに丁寧に入れてもらったこと、それまで子育てに追われてゆっくりコーヒーを味わうどころではなかった由紀さんは、「私も誰かにおいしいコーヒーを入れて癒やしてあげたい!誰かと思いを共有したい」と思うようになりました。そしてコミュニティ活動を模索するなかで2005年に立ち上げたのが、誰でもオープンに交流できる「子育てカフェ・にこリーフ」でした。

「カフェではいろいろな講座を開いていて、親子で交流してリフレッシュしたり、人とのつながりを楽しんでもらっています。普段子育てで心身ともに大変な思いをしているお母さんたちには、誰かに話を聞いてもらったりリラックスできる場が必要ですね」

おいしい食材に、生活の知恵。 世代間交流で次世代へ伝えるには?

02_img03.png バーベキューで牡蠣から焼き始める贅沢さは男鹿ならでは!

「にこリーフは、出会いが広がり、つながりが増えていくにつれていろんな人たちと連携していくようになりました。そのなかで感じるようになったのが、子育てを中心にした地域とのつながりを大切にすること。それは昨年、世代間で交流できる『かねがわ畑』に活動の拠点を移したことで実感するようになりました」。

「かねがわ畑」は、おばちゃんたちが地元の採れたて野菜を1袋100円で提供したり、惣菜を販売するなどして集まる場所です。にこリーフでも、講座開催時にここのおばちゃんたちの力を借りたり、食材を調達することも。昔ながらの知恵や生活文化を持つ世代と、若い子育て世代とが交流することで、男鹿ならではの暮らしを次世代につなでいくことにもなります。地域全体で取り組む子育てが信頼関係で結ばれていくのです。

「いろんな世代が関わってつながりを持ちながら、地域のみんなで子育てをしていけるのが、秋田の子育て環境の素晴らしさだと思います」。

子どもたちにとっては、頼もしいおじいちゃん、優しいおばあちゃんとの楽しい同居生活や、男鹿の自然の中での暮らしは、豊かな心を育むためのかけがえのない時間なのでしょう。


  • 「出張が多く家にいられない分、休みの日は家族全員でキャンプに出かけるのが楽しみ」と博司さん

  • 年の離れた弟の面倒はみんなで。「けんかしながらもそれぞれ成長し合っているのを感じることが何よりの楽しみ」と由紀さん
01_img04.png 左から大佑くん(3)、祖母・和子さん(69)、陽香ちゃん(10)、母・由紀さん(40)、杏樹ちゃん(12)、海斗くん(13)、父・博司さん(41)、祖父・隆司さん(72)

子育てカフェ・にこリーフ

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畑のカフェ

かねがわ畑交流サロンにて、主に毎週水曜10:00~14:00に開いています。畑作業や料理・書道教室のほか、子育て用品のフリマなども。男鹿市以外の方も参加できます。

男鹿くらしカフェ

男鹿の食文化を知ったり、昔ながらの知恵を学びながら、年間を通して男鹿の自然が体感できるクラブです。
  春 ... 味噌づくり、トロトロワカメづくり
  夏 ... 山菜料理、保存食づくり
  秋 ... がっこづくり
  冬 ... ハタハタ寿司づくり など

詳しい情報はブログで http://blog.livedoor.jp/kosodatecafe629/

AKITA INFORMATION

ファミリー・サポート・センター

子育ての援助を受けたい人と援助を行いたい人を結ぶ、地域の助け合いの会員組織で、現在県内10ヶ所のセンターが利用されています。

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こんな時にご利用ください。

  • 残業で保育園のお迎えに行けない。
  • 保育園の開始前や学校の放課後、子どもをみてほしい。
  • 病院に行く間、子どもをみてほしい。
  • 冠婚葬祭や学校行事にひとりで参加したい。
  • たまには習い事や買い物でリフレッシュしたい。

まずは会員登録を!

例)秋田市ファミリー・サポート・センターの場合
① 電話で予約
② 講習会に参加(2時間程度)
③ 会員証を発行
④ 事前打ち合わせ(協力会員との顔合わせ)

会員登録後は、利用希望日時をファミサポ事務局へTEL。事務局から協力会員に託児を依頼します。

※サービス内容や料金は各自治体によって異なります。詳しい情報はウェブサイトをご覧ください。

県子育て支援課  TEL. 018-860-1342

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地域子育て支援センター

小さい子どもが安心して遊べたり、子育てママが気軽に交流できる場所として、県内各地に設置されている施設です。子育てアドバイザーによる相談が受けられたり、子育てに関する講習会などが開催されています(利用可能な曜日や時間帯は各自治体ごとに異なります)。

子育てサークル・グループ

県内では、地域を拠点とした多くの子育てサークルやグループが活動しています。子育てママがさまざまな活動を通して他のママたちと交流し、地域でのネットワークづくりをしています。また、孤独を感じやすい子育て中のママが、不安・悩みを打ち明けたりするなど、お互いに支え合う場として利用している方もいます。

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秋田県あきた未来創造部 次世代・女性活躍支援課

秋田市山王四丁目1番1号 TEL:018-860-1553 FAX:018-860-3895 E-mail:persons@pref.akita.lg.jp