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フリーマガジン Sぷれっそ 編集長 坂本佐穂さん

活動のきっかけ

坂本佐穂さんは、ECCジュニア角館教室の運営と並行して、2008年からワーク・ライフ・バランス応援フリーマガジン「Sぷれっそ」を発行しています。

坂本さんは2001年からあきたF・F推進員(※)となり、研修やイベントに参加したり、講演や執筆活動を通じて男女共同参画の活動に取り組んでいくなかで、「自分から発信したい」と思うようになりました。どんな方法で発信するか悩んでいる時に、夫の洋さんから「文章にしてみたら」と勧められました。地元のコミュニティ新聞「角館新聞」を発行していたお父さんの影響もあり、もともと文章を書くことが好きだった坂本さんはフリーマガジンでの発信を決めたそうです。

※あきたF・F推進員
地域での男女共同参画推進の中心的役割を担う人材として、県が認定する推進員のことです。F・Fとはフィフティ・フィフティ(Fifty-Fifty)の頭文字を取ったもので、仕事や家庭、社会へ男女が共に協力し合いながら参画し合うことを表しています。

地域のつながりを伝える冊子

Sぷれっそ表紙 「Sぷれっそ」という名前には、坂本さんのイニシャルと「仙北市」、「スキルアップ」などを表す「S」に、新聞を表す「プレス」を加えてもじり、「エスプレッソ」の意味も持たせることで、コーヒーを飲みながらゆっくり読んでほしいという想いが込められているそうです。

フリーマガジンは2カ月に1度の発行で、地域でキラリと輝く人や企業、商店を紹介しています。仕事と家庭の両立をしながら活動している人や、新たな分野への取組、地域に根差した活動に着目して取材する「がんばる人、応援します」コーナーのほか、身近な食材で料理できるレシピや、ママ視点の情報なども掲載しています。いろいろな取組や、人を紹介することで、地域のつながりや男女共同参画がどんなことにでも関わりがあることを伝えていきたいと思っています。

人ともつながる冊子

坂本佐穂さん 人と会うこと、会って話すことが好きだという坂本さん。県民性なのか、頑張っていても謙虚で遠慮がちの人が多いと感じているようで、そんな人の心の中に入り込んで、心の声を聞きだして文章にして伝えようと考えるとわくわくするそうです。
新刊を届けに行くと、「そろそろ発行される頃だと思ったよ」「待ってたよ」と声をかけられたり、渡したその場で読んでくれたりと、待ち望んでいる人たちの顔を見ると「紙媒体でよかったな」と感じるそうです。SNSやデジタルが普及している現代でも、人との気持ちのつながりや、コミュニケーションを大事にしたいと思うので、毎回お届けする紙媒体にこだわってこれからも続けていきたいと話してくれました。
「私は究極の裏方として、目立たずにひっそり輝いているような人やものを掘り起こして紹介し、読んだ人が自分も頑張ってみようと思えるように、地域を応援する仕事をこれからもしていきたい」と語ってくれました。

やりたいことがいくつもある人たちへ

英語を生かす仕事としてのECCジュニア角館教室の運営と、情報発信を行う「Sぷれっそ」の発行は、本業・副業の意識は無く、ダブルワークとして行っています。やめたいと思ったことは両方について一度もなく、その時々で協力してくれる仲間や家族がいたそうです。
「やりたいことがいくつもある人も多いと思います。やりたいことがあるなら是非、チャレンジしてほしいと思います。ただし途中であきらめないこと。あきらめなければ、必ず助けてくれる人が現れたり、困難を越えた先に違った世界が見えて、両立ができると思います」と話してくれました。

坂本 佐穂(ECCジュニア角館教室/フリーマガジン Sぷれっそ 編集長)

●仙北市角館町上菅沢458-1
●電話 0187-52-1144
●Mail spresso@info-tech.jp