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秋田で医療を始める先輩たち

佐藤 誠 先生(循環器内科)

内科医としてのバランス

中通総合病院 循環器科長 佐藤 誠 先生

 私は能代市(旧二ツ井町)の農家の生まれで、大学入学までは修学旅行以外に県外に出た事がなかったというくらい生粋の秋田育ちで、秋田弁しかしゃべれません。

 入学当初は二ツ井町長を目指していたはずでしたが、気が付いたら内科医15年目、町長(市長)は諦めました。循環器疾患で通院中の患者さんは高齢の方が多く、外来でも好きなだけ秋田弁で会話できるので楽チンです。

 内科認定医を取得後、大阪の大きな病院でカテーテル治療の勉強をしてきました。
20名近い循環器内科医集団で年間700例以上のカテーテル治療をこなすいわゆるメガ施設のカテ室は、患者治療の成績・効率も良く、また修練医の治療手技の向上の場としても非常に良くできたシステムになっています。
一方で、クリティカルパスに乗って非常に多くの患者さんが通り過ぎていくため、一人ひとりとの対話は少なく、医師患者関係は治療の成否が全ての関係となってしまいがちです。訴訟も経験しました。
何科でもそうだと思いますが、臨床の場では治療に関わることを早期に身につける事を期待され、診断学がおろそかなまま、患者家族との関わり方もぎこちないままに、治療手技だけが一丁前になりがちです。

 秋田に戻ってからは、目の前の患者さんの背景をしっかり把握し、自分で診断し、考え相談しながら治療をし、フォローアップをすることで、自分に フィードバックするという本来の内科医としてのバランスを取り戻しつつある気がしています。研修医を指導したり、秋田弁で仕事できるのもうれしいですね。

 医局内や院内他職種との関わりが深いのも秋田ならではです。
お酒好き・見栄っ張りの秋田県民は冠婚葬祭や忘新年会に力を入れます。卒後県内での研修を検討さている方は、何かしら余興もできた方が良いですよ。
参考までに、不肖佐藤の忘年会ウクレレ漫談を紹介しましょう(作曲牧しんじ/作詞まこしんじ)。

G 出勤時間は朝7時 G 帰宅は午後の11時
C セブンイレブン G いい気分
D7 それでも2人目 G できちゃった
(ホントに俺の子か?)
*C あ〜あっあん G やんなっちゃった〜
D7 あ〜ああん G おどろいた〜

2012年6月