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秋田で医療を始める先輩たち

浜井 啓子 先生(内科)

女医さん達へ

中通総合病院 内科総括科長 浜井 啓子 先生

 9番バッターから女医さん達へのメッセージです。

 女医という言葉は看護師が女性で占めていた昨今の名残と思われます。男医と言う言葉は広辞苑には載ってません。女医と言われても仕事内容は男性と同じです。

 唯一の違いは育児で生じる家事労働の増加です。医者の仕事と家庭生活の両立は非常に困難ですが、多くの女医がこの問題を何とかクリアしてフルタイムで仕事を続けています。
頑張って仕事をしていれば誰かが必ず助けてくれます。でも、できれば研修期間での妊娠出産は避けた方がいいというのが経験からの提言です。

 これまで8人の指導医が研修期間がいかに今後の仕事にとって大事であるかを力説してきました。鉄は熱いうちに打たなければ使い物になりません。熱い研修医期間がこれからの自分の生き方を決定する時間です。

 でも、こんな医者生活は耐えられないと感じている人もいるはずです。レールに乗せられることはありません。臨床分野に限らず病理学や法医学、公衆衛生学等の基礎医学に進む道もあります。研究生活も楽しいものです。

 私の同級生で生きている人と話をするのはきついと言って法医学の道に進んだ人もいます。2年間でどういう道を歩みどういう人生を送りたいのかを見定めて下さい。

 腎学会東北支部では女医の会を立ち上げ育児と仕事をどう両立させていくのかをメインテーマに語り合っています。時間はかかりますが、女医に限らず働く女性が同僚の男性の負担を最小限にして仕事を続けるにはどう社会を変えなければならないかを考えています。

 最後に、一番大切なことは研修期間に多くの患者と出会い、多くの先輩医と出会い、一生の宝とすることです。
私自身は研修医時代に苦楽を共にした同僚達とのメールで心がなごみ、25年前に面倒をかけた指導医に助言を貰い、つたない診療にも関わらず研修医時代に患者さん達から貰った感謝の言葉を糧に仕事をしています。

2011年1月