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秋田で医療を始める先輩たち

畑澤 千秋 先生(小児外科)

研修時代を振り返って

秋田厚生医療センター 小児外科 畑澤 千秋  先生

 ずいぶん前になりましたが、私にも研修時代がありました。
 卒後1年目は大学病院での研修で、その時の指導は「余計なことを考えず、ただただずっと患者の傍にいて離れるな」というものでした。主体性は与えられず早朝から深夜まで土日も病院に張り付いていなければならなかった日常は辛く、現在の大人教育、働き方改革、ワーク・ライフ・バランスなどとは無縁のものでした。しかしそのことは結果として疾病や治療、患者・家族を幸不幸までつぶさに見つめる機会となりました。
 2年目は他県の専門病院で研修しましたが、入院患者の診療は大部分がレジデントに委ねられておりかなりの裁量が与えられていました。そのかわり毎日のカンファランスで指導医から「お前はなぜそう考えるのか」「なぜそのような診療を行なったのか」を繰り返し繰り返し問われ、論理的に説明することが求められました。ここではすべての診療を論理的妥当性に基づいて行なう姿勢を学ぶこととなりました。
 両方の経験は、その後の医師人生のバック・ボーンとなりました。
 

 
平成30年3月