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秋田で医療を始める先輩たち

篠原 敦 先生(放射線科)

静かな町で研修しませんか?

大館市立総合病院 放射線科 篠原 敦  先生

 20年前、Mayoクリニックに短期留学しました。当時は人口5万人強、住民の半分以上は病院関係者とその家族という企業城下町で娯楽の乏しい町にある病院でした。私は放射線診断の勉強をしていたのですが、たとえ多量の日常業務が残っていても、研修医が定刻になると業務から開放されていることに驚き、「日本じゃ仕事が残っているのに部下が先に開放されるというのはあり得ない」と話したところ、「業務から開放されても研修医は決して遊ぶわけではなく、むしろ集中して勉強するよ」と、あくまでも自主的に勉強することが当然と見なされていました。
 当院が位置する大館市の人口は7万人強、娯楽の少なさと豊かな自然に囲まれた環境はMayoクリニックとさほど変わりません。秋田県内の秋田市以外に位置する病院もおおむね似たようなものでしょうか。Mayoクリニックが田舎町にあり、今も尚一流の病院であり続けることは、静かな町で研修することがハンディキャップとはならないことを証明しているような気がします。
 
平成29年9月