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語りを聞く

堀回地区コミュニティ推進委員会 会長(平成22年度) 菅原孝太郎さん

画像:堀回地区コミュニティ推進委員会 会長(平成22年度) 菅原孝太郎さん

 暑さの残る9月初旬の夜、30人以上が集まった元西総合センターの一室。堀回地区コミュニティ推進委員会が主催する「親と教師と地域みんなで考える講演会」の実行委員会の会合が開かれています。

会長を務める菅原孝太郎さんは「多くの事業を行ってきましたが、このイベントは堀回だけでなく雄勝地域にまでエリアを広げて参加者を呼びかけました。こんな取り組みは初めてですね」と穏やかな表情を引き締めながら話します。

菅原さんは67歳。コミュニティの会長を務めて4年になります。「昔と比べると活動の数は増えました。時代の変化と共に活動内容も変化します」と話します。活動が増えたのは課題が多い証拠だそうです。「コミュニティ主導で地域の課題を見つけ、取り組む必要があるんです」

堀回にとっても少子高齢化は大きな課題の一つです。「でも何もやらない、人々の交流もなくお年寄りが一人ぽつんとしている、そんな地域は味気なく大変なことになる」とコミュニティ活動の重要性を感じ取っています。「今やらなければ、“次”に必ずツケが回ってくるんです」と菅原さんは話します。

コミュニティ活動に必要なのは何よりも「まとまり」だそうです。今でこそ、コミュニティのメンバーは堀回の自慢として「まとまり」を上げますが、最初から住民たちの意見がまとまっていたわけではありません。むしろ、意見の対立を乗り越えてきた歴史があり、先輩たちの姿を見てきた菅原さんは「堀回のリーダーには“エネルギー”と“信念”が必要だと学びました。私はまだまだですよ」と謙遜されますが、地域融和を一番に考える姿は、コミュニティのモットーをしっかりと引き継いでいる様子が伺えます。

周囲からは「堀回はすごい」と羽後町でも一目置かれる堀回のコミュニティ活動。長年続く活動は住民たちのコミュニティへの信頼の証でもあります。「住民の負担を軽減し、活動が長く続くよう取り組む必要があります」とも話す菅原さん。堀回コミュニティの「すごみ」は多岐に渡る活動事例だけでなく地域をまとめあげる力なのかもしれません。

36年の歴史を次世代へ引き継ぐ堀回のリーダー・菅原孝太郎さんのお話を伺いながら、そう感じました。

2010年8月掲載

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