横手市の保呂羽山 波宇志別(ほろわさん はうしわけ)神社は、天平宝字元年(757年)の創建と伝えられています。本殿は保呂羽山の山頂、標高438メートル地点に鎮座し、参道には秋田藩主が参拝の際に籠を降りた「かご立場」、そして女人禁制の山のため、女性が登っても良い位置にある参拝所「下居(おりい)堂」、うっかりと女人禁制の場所まで登ってしまった女性が石になったという「子守り石」など、当時の信仰を伝える史跡が残されています。
かつて保呂羽地域の金井神・上坂部集落では、1月4日、波宇志別神社に梵天(ぼんでん)の奉納を行っていました。金井神の梵天は県内で最も早い時期に行われたとも言われ、登山道とは別の、集落住民が知る独自のルートを登って奉納したそうです。
こちらの記事もおすすめです
金位神社の歴史
横手市保呂羽(ほろわ)地域の金井神・上坂部(かないがみ・かみさかべ)集落にある「金位(かない)神社」は、農作、酒造り、医療の神としてあがめられている、村の鎮守の神「少彦名(すくなひこな)の神」が祀られている神...
歴史
神社・寺
金井神・上坂部集落の活動 伊藤恭悦さん
横手市保呂羽(ほろわ)地域の金井神(かないがみ)・上坂部(かみさかべ)集落には、町内会や自治会といった組織がありませんが、集落運営を話し合う「一礼(いちれい)」が、元旦に坂部会館で行われています。 この時の...
地域活動
がんばるムラ人
まったぶ(またたび)の漬物
「またたび」というと猫の大好物。 焼酎でまたたび酒を作る人もいますが、横手市保呂羽(ほろわ)地域の金井神・上坂部(かないがみ・かみさかべ)集落では、「またたび」のことを「まったぶ」と言い、まったぶを使った漬物を...
食
漬物