本文へスキップ

語りを聞く

田沢地域運営体「荷葉」会長(平成23年度) 浦山久二さん

画像:田沢地域運営体「荷葉」会長(平成23年度) 浦山久二さん

 

「この人しかいない」と住民から太鼓判をおされるのは、田沢地域運営体「荷葉」の会長を務める浦山久二さんです。田沢生まれの田沢育ちの75歳(平成23年現在)、旧田沢村時代から村役場の職員として働き、昭和と平成の二度の市町村合併を経験してきました。
 
久二さんは、50年以上続く歳末たすけあい演芸会のスタート時を知る一人でもあります。文教の地として知られる田沢地域は、当時から勉学に励む人々の熱気につつまれていました。田沢地域に定時制の学校ができた時は、親子で学校に通う人もいたといいます。役場職員だった久二さんは、公民館事業で進駐軍から16ミリ映写機を借りてきて、集落を一つ一つまわりながら映画を上映したと当時を振り返ります。
 
地域運営体「荷葉」の前に、住民が立ち上げたNPOたざわ村でも、久二さんは初代会長を務め、長年、地域と行政をつなぐ役割を担ってきました。そんな久二さんが田沢地域の活動で印象深いのは「ふるさと探検隊」と名付けた地域のパワースポット探索だそうです。田沢地域の鳩峰神社から少し離れた地域には、名前のついた奇岩や巨岩がたくさんあり、昔は豊作祈願に仙北郡各地から参拝客が訪れたといいます。自分の知らなかった田沢地域の宝を再発見するこの事業は、久二さんの大きな楽しみの一つです。
 
活動を通じて嬉しいことは、やはり地域の人たちが喜んでくれることと話します。荷葉の最初の仕事となった、むらの喫茶店「たざわ」の開業については「会話が生まれたことが嬉しい」と話します。一人暮らしの家が増え、田沢地域では人が集まれる場所を欲していました。開業から1年が経ち、現在の農村喫茶の会場となっているコミュニティホームには、「よく来てくれた」「また来てください」という会話が飛び交っています。
 
 「ここは雨漏りがひどかったんですよ」と久二さんは話します。NPOたざわ村時代から、コミュニティホームの活用方法は模索されていましたが、荷葉が発足したことで、農村喫茶に生まれ変わり、活動の幅も広がりつつあります。
 
 田沢地域の人々が喜んでくれる場所づくりを目指し、久二さんと荷葉のチャレンジはこれからも続きます。
2012年2月掲載

ページ上部へ戻る