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語りを聞く

AIU秋田応援団

画像:AIU秋田応援団

-天神あやとりと共に秋田を応援するサポーター-


夜8時、国際教養大学(以下AIU)の学生会館に「笹子小原節」を唄う学生の声が響きわたります。

「AIU秋田応援団」が、上笹子に伝わる天神あやとりの練習をする一場面です。天神集落からプレゼントされた「あや棒」と呼ばれる道具を器用に使いこなし、活気あふれる学生たちの天神あやとりを見ることができました。

AIU秋田応援団は、2009年の由利本荘市・資源発掘プロジェクトで、当時AIUの学生だった下田賢治さんが天神集落を訪れたのをきっかけに発足します。資源調査で天神あやとりの存在に感動した下田さんが、後継者不足に悩む集落を「自分たちで何か応援できることはないか?」と立ち上げたサークルが「AIU天神あやとり会」。AIU秋田応援団の前身となる組織です。
 
 天神あやとり保存会から直接指導を受けたAIU天神あやとり会は、県内各地のイベントに参加しながら天神あやとりを披露し、その知名度を広めてきました。「この活動を通して“秋田”に近づいている感じがします」と話すのは、2010年、「AIU秋田応援団」と改名し、現在、代表を務める神洋子さん。「自然と活動の幅が広がってきたので、天神あやとりの魅力を伝えながら、多くの人々と接していきたいと思い改名しました」。

交流の深めた八郎潟町の高岡フラワー&ベジタブルと共同で、秋田県の元気なムラづくり“チャレンジ事業”に採択されるなど、その活動と共に交流する人々の輪も広がっています。
 
 メンバーの一人、フィリピン出身のロペズ・アイリーンさんは、天神あやとりの魅力は「パフォーマンス」にあると話します。唄い手とお囃子、踊り手で構成される天神あやとりは「見ていても楽しいが、演じるともっと楽しい」。留学生のアイリーンさんの目にも、天神に伝わる伝統行事が新鮮に写ったようです。

若者と農山村を結びつけた天神あやとりを中心に、さまざまな活動を展開するAIU秋田応援団。過疎と高齢化に悩む天神集落にとり、たいへん心強いサポーターといえるでしょう。

 

2010年12月掲載

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