画像:日本人初の南極探検家「白瀬矗(のぶ)」

  白瀬矗は、文久元年(1861年)に、にかほ市金浦地域の浄蓮寺に生を受け、11歳の頃に寺子屋で北極の話を聞いたことをきっかけに探検家を目指すようになります。

 成人してから陸軍に入隊し、その後、千島での過酷な越冬生活を乗り越えます。
 北極点到達を目指していた白瀬でしたが、明治42年(1909年)、アメリカの探検家が北極点到達に成功したため、白瀬は目標を南極へ切り替え、南極点の突破を試みました。一行が南極大陸の南緯80度05分、西経156度37分に到達したのは明治45年(1912年)1月28日のことで、その地点に日章旗を立てて、その一帯を「大和雪原(やまとゆきはら)」と命名しました。
 
 白瀬の生まれ故郷である金浦地域では、白瀬の功績を称え、毎年1月28日に「白瀬中尉をしのぶ集い」を開催し、約2.5Kmの雪中行進を行うなど、白瀬中尉に関する様々な行事を開催しています。
 
平成28(2016)年3月掲載

 

 

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