本文へスキップ

語りを聞く

鮪川自治会 副会長 成田義則さん

画像:鮪川自治会 副会長 成田義則さん


鮪川集落から車で10分ほどの場所にある喫茶店「珈音」は、五里合の琴川集落にある喫茶店です。喫茶店オープン当初、珈音の存在を知らなかった鮪川の成田義則さんも、今ではすっかり常連の一人です。

鮪川自治会で副会長を務める成田さんは、2010年から自治会の仲間と、直売所の設置や、滝の頭クレソンの販路先の確保に奔走してきました。趣味の魚釣りに行く暇が無かったほど多忙を極めた1年の中で、成田さんが最も印象に残っているのが、閉校となった中学校校舎を利用した五里合ものづくり学校です。

五里合ものづくり学校において、成田さんは、主催者の茄子地人協会に、鮪川の野菜生産者を紹介し、展示品の運搬を手伝うなど、イベント運営の裏方として支えました。茄子地人協会の鎌田展禎代表は、地域の人々を巻き込んだイベントを開催できたのは、「成田さんたちを始めとする地元の協力者の存在が大きい」と話します。地域に人脈がなかった茄子地人協会にとって、成田さんたちの協力は、大きな助けとなりました。

「中学校をモップかけて清掃するなんて卒業して以来ですよ。五里合を盛り上げようと頑張ってくれている彼らに、地元の私たちも応えたい」と成田さんは話します。「珈音」の佐藤毅さんも茄子地人協会の一員で、自身より10~20も年下の若者と接しながら「彼らのアイディアは私たちの年代では生み出せないものばかり。いい刺激になっている」と話します。

この1年、成田さんは、鮪川自治会の活動だけでなく、琴川すげ笠伝承塾や、秋田県が主催する「地域活力プロデューサー育成塾」などに参加し、同じく地域を盛り上げようと奔走する人々との交流を深めました。秋田県観光連盟に協力し、地元民でなければ分からない男鹿の名所を案内するなど、地域を歩き、走りまわった1年を、「こんなに動いて、こんなに人が繋がるとは思わなかった」と話します。

2011年10月には、成田さんは、男鹿のジオパーク案内人としてもデビューしています。試行錯誤のチャレンジの1年でしたが、嬉しそうに「大変だった」と話す成田さんの表情からは、集落や年齢を越えた人の繋がりを楽しみながら、確かな手ごたえをつかんでいることが伝わってきます。

2011年11月掲載
●URL 鮪川自治会ホームページ
 

ページ上部へ戻る