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歴史を知る

菅江真澄も見た!? 加茂青砂の盆踊り「だだだこ」

画像:菅江真澄も見た!? 加茂青砂の盆踊り「だだだこ」

 加茂青砂の盆踊りは「だだだこ」と呼ばれ、力強い和太鼓のリズムに合わせて踊る のが特徴です。

 この盆踊りについては、 江戸時代の紀行家・菅江真澄も著書「男鹿の嶋風」の中で、加茂青砂を訪れたときに群れ踊る男女を見たという記録を残しています。 当時は、加茂村と青砂村の二つの村が合同で行っていました。(明治5年に合併し、現在の加茂青砂と呼ばれるようになりました)

 菅江真澄が訪れたのは、文化7年(1810)の夏真っ盛りのお盆の頃。菅江真澄が集落の とある民家を訪ねると、家で一人留守番をしていた若い女性が「おはいりなさい。きょうはみなお墓参りにいかれました」と言いました。男鹿西海 岸の人たちは、普段荒々しい言葉ばかりを使っていたため、突如優しく話しかけられて、菅江真澄は大変驚いたそうです。

 夜には、地蔵堂の前で集落住民たちが踊る「盆踊り」を見学しています。菅江真澄 の記録には「夕ぐれて、加茂と青砂の女、男が入り混じって地蔵堂の前に群れ集まって踊る。笛、鼓のはやし声は、波の音に乱れあって、浜風も吹 いている。」と言葉が残されています。

 かつては加茂青砂のお盆 の恒例行事でしたが、青年会の解散により平成10年頃に中断してしまいま した。しばらく途絶えていた盆踊り「だだだこ」も、平成22年8月の加茂ライブで、秋田県立大生の提案により復活しました。学生たちは一度も踊りの練習を しなかったそうですが、当日「おじい」や「おばあ」の動きを見よう見まねで踊りました。始めはぎこちない身振り手振りに、笑い声が上がること もありましたが、何周かしていくうちにコツを習得していったようです。和太鼓は、加茂青砂小・中学校を卒業して現在県立大学に通う男子学生が 叩きました。

 打ち鳴らされる太鼓の音 は体の奥底まで響き、その響きに誘われるように世代を超えた踊りの輪が広がりました。夢中で踊ったあとには、みんなの顔に素敵な笑顔が浮かび ました。

 古い歴史を誇る加茂青砂の盆踊り「だだだこ」。地域の人々だけでなく、参加する みんなの心を一つにする素敵な伝統行事は、大学生の力を借りて見事に復活しました。「だだだこ」 は平成23年に始まった「かもあおさ笑楽校」の場でも演じられています。

2011年3月掲載

【関連リンク】産地直送ブログ
「かもあおさ笑楽校」で文化祭が開催されました!(2012年11月7日掲載)
「かもあおさ笑楽校」ファイナル学芸会(2011年10月20日掲載)
男鹿市・加茂青砂地域で「お花見音楽会」が行われま した!(2011年5月11日掲載)

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