ふれあーるＡＫＩＴＡでは、秋田の民俗芸能である番楽の魅力をもっと知ってもらうため、
自主イベントを企画しました。

番楽とは、山伏集団の宗教的な舞踏である神楽だったといわれています。
中世から江戸初期にかけて、一般的に普及するようになった番楽は、山伏神楽とも呼ばれ、
その土地の神社や寺で、舞いが奉納されてきました。

舞いは勇壮活発、しかも曲芸的な要素をもっており、とてもエネルギッシュなものです。
舞いのしぐさの中で地上の三方、四方を踏みつけたり、刀をふりあげるものがありますが、
悪霊を追い払い、天下泰平、五穀豊穣を祈るという意味をもっています。

今回は「山内番楽（五城目町）」「坂之下番楽（由利本庄市）」の２団体をお招きし、
町や県の文化財に指定されている演舞を、地元の小学生・高校生と一緒に披露して頂きます。
２つの地域が誇る番楽の、歴史や舞いの違いを見比べ、楽しんで下さい。

遠い昔から、秋田県人によって継承され、守られてきた本物の番楽に、あなたも触れてみませんか？

〈お問い合わせ〉あきた文化交流発信センター「ふれあーるＡＫＩＴＡ」
 　　　　　　　　ＴＥＬ：018-884-7341