企業・団体の取組

ファンド助成事業紹介

「あきた県民ワークショップ」が開催されました!(NPO法人 メリーゴーランド)

2011.02.05

~少子化対策応援ファンドを活用した民間団体等の取組を紹介します~

 

 平成23年1月8日(土)、少子化対策応援ファンド助成事業に採択された「NPO法人 メリーゴーランド」主催による「あきた県民ワークショップ~秋田を魅力ある子育ての地に!だったら何が必要だと思う?~」が、能代市の能代市文化会館で開催されました。

 

「秋田を魅力ある子育ての地にするために必要なこと、地域を巻き込んだ少子化対策」をテーマに、ワークショップと立教大学 21世紀社会デザイン研究科教授である萩原なつ子先生による講演会が行われました。

前日の大雪にも関わらず、約50名の方々が参加しました。遠方から参加した方や、小さな子どもさんと親子で参加した方もいました。

 

午前中は、小学生から大人まで一緒になってワールドカフェ方式でテーマごとに分かれ、ワークショップを行いました。

今回のテーマは5つです。「1・子育て・教育環境の充実」「2・地域力による環境づくり」「3・仕事と家庭の両立」「4・働く場所」そして「5・We Love 秋田」。

少子化を食い止めるためには、まずこの秋田で土台をつくることから始めなくては!という考えのもと、秋田の良いところ、秋田に必要なことを、参加者全員でディスカッションしました。

各テーマごとに15分間話し合い、その後、違うテーマのテーブルへ移動します。はじめは慣れないためか、会場もおとなしめでしたが、時間が経つにつれ、各グループで白熱したディスカッションが繰り広げられ、大変なにぎわいになりました。

 

ワークショップを終えた後は、それぞれのテーマごとに意見を整理し、貼り出しました。全員でそれを見ながら、進行役の方が主な意見等を拾い、方向性や可能性を見つけていきました。

  各テーマごとに出た意見はこちらです。秋田の良いところ、秋田に必要なもの・・他にもたくさん出ていました。以下は、そのほんの一部です。

 

1.子育て・教育環境の充実

「知力、体力ともに優れている。持続してほしい」、「自分の地域のことを学習したい(例えば白神山地)」、「開かれた学校づくり。地域の人の力をもっと学校に活かす」、「小、中学生がスポ少、部活一辺倒でなく様々な体験ができるように」、「安心して外遊びができる場所が欲しい(チャイルドパーク)」 ・・等

 

2.地域力による環境づくり

「困ったときに相談しあえるコミュニティーづくり」、「町内会や自治会が地域力の原点」、「地域内で防災を考える会など、必要とするテーマで顔をつなげていく」、「地域(町内会)で気軽に参加できるイベントを企画する(花見、線香花火、雪かき・・)」、「松下村塾のように、その地域で経験豊富の方が小・中学校で講師をする」・・等

 

3.仕事と家庭の両立

「子どもの病気、行事の時に心おきなく休める会社の雰囲気、制度を使える環境、自分自身の知識が必要」、「制度を形だけにしない、使える制度でなければ意味がない」、「労働基準法など今の若い人はよく知らない。知識として覚えておく必要がある」・・等

 

4.働く場所

「地元の資源を活用する企業を興す(ゼオライト、メロン、ジュンサイ)」、「農業分野に女性が参加するシステムづくり」、「能代では人口増が政策の第一。人が減るなかでは働く場は増えない」、「地場産業の充実。新しい農業と林業に関するもの」・・等

 

5.We Love 秋田

「水がきれい、おいしい」、「雪がさらさら」、「広い空、都会では味わえない」、「温泉がいっぱいある」、「海岸線の風景は日本一!観光資源もいっぱい!」、「おいしいお酒がたくさんある」、「特産がたくさん(ハタハタ、ジュンサイ、きりたんぽ、比内地鶏)」・・等

 

ワークショップ終了後、参加者のみなさんの顔はイキイキと輝いていました。自分の考えや思いを発表したり、他の人の考えを聞いたことで、新たな発見につながったようです。  

午後からは、萩原なつ子先生による講演会が開催されました。クイズをしたり、替え歌を全員で歌ったり、会場内は終始和やかな雰囲気に包まれていました。

先生は、「最初の一歩を踏み出すこと、一歩を意識すること、チャレンジすることが大切です。」とおっしゃっていました。

「千円札は、普段よく見ていないから書こうとしてもうまく書けません。地域づくりも同じ。関心を持ち始めると、新しい発見があります。何かを不思議に思ったら、何かを美しく思ったら、何かをそれじゃ困ると思ったら・・・それが活動の始まりです!」とも。身近なところを見つめ直すことはとても大事なこと、という説明がありました。

マイナスだと思っていたものをプラスに変え、どんな地域にしたいのかをイメージし、一人一人ができることを探し、自分の持っている力を表現することが、地域の中で、地域のために私たちができる一歩なのです。何よりも、関心を持つことから始めるのが大事!なのですね。

 

講演終了後は、参加者から「こういった機会はほとんどなかったので、非常に考えさせられました。どんな小さなことでも自分が出来ることを実行していきたいです。」「前半のワークショップで自分の思いを話し合ったため、先生の話を聞いて『自分も何かやってみようかな?』という前向きな気持ちになれました。」などの感想が聞かれました。

 

ワークショップで実際に考え、たくさんの人と話し合い、先生の講演を聞いたことで、参加者のみなさんも「自分も何かできるかも!」「地域のために何かやりたい!」とやる気がみなぎってきたようです。

 

 秋田が魅力ある子育ての地になるように、自分にできること、みんなで協力してできること、いつもの自分の見方を変えてみるだけで、たくさんありそうですね!

 

 

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