朝夕、だいぶ気温も下がり、日増しに秋らしさを深めてまいりました。それと同時に、おいしい果物や野菜がたくさんでてきております。秋のおいしい味覚を楽しみましょう。
今月は、きのこをたっぷり使った「鮭のホイル焼き」と、甘い中にもさっぱりした「さつまいものレモン煮」をご紹介いたします。アルミを開くと、湯気と一緒にきのこの香りが漂い食欲を増してくれます。また、さつまいものレモン煮は、作り方も簡単なので、食後のデザートや、お子さんの間食としていかがでしょうか。
ぜひ、ご家庭でもお試し下さい。 |
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材料と分量(4人分) |
鮭のホイル焼き |
生鮭 |
4切れ |
下味(塩・酒) |
少々
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しめじ |
50g |
舞茸 |
50g |
椎茸 |
30g |
えのき |
40g |
せり |
適量 |
ダシ昆布 |
1枚 |
酒 |
大4 |
しょうゆ |
大3 |
さつまいものレモン煮 |
さつまいも |
200g |
レモン汁 |
大1 |
水 |
2/3カップ |
みりん |
1/2カップ |
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「鮭のホイル焼き」 |
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1) |
生鮭に塩、酒を適量ふりかけ20分ほど下味をつける。 |
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2) |
きのこは、ゴミなどを取り除きます。
椎茸は千切り、えのきは半分に切り、舞茸、しめじは石づきをとり、小房に分けます。 |
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3) |
アルミホイルにダシ昆布(約5g)をしき、その上に1)、2)の順にのせます。
その上から、酒、しょうゆをふりかけます。 |
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4) |
フライパンに水を入れ、沸騰させます。沸騰してきたら3)を入れ、ふたをして15~20分ほど蒸し焼きにします。
(またはオーブンで20分焼きます。)
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5) |
フライパンから4)を取り上げ、セリをのせ、食べる直前までアルミで包みます。 |
「さつまいものレモン煮」
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1) |
さつまいもを輪切りにし、水に5分ほど浸しておきます。
水に浸した後、固めに茹でます。(または電子レンジで3~4分加熱します。) |
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2) |
水、レモン汁、みりんを混ぜ、沸騰させます。 |
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3) |
2)に1)を加え、落としぶたをして5~10分ほど煮込みます。 |
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4) |
あら熱がとれたら、器に盛りつけます。 |
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あきた旬菜時記Vol6より
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秋を代表する味覚として「きのこ」があげられますが、秋田県では各地で様々なきのこが採れ、これから益々収穫が盛んになってきます。
飛躍的な技術革新のおかげで、天然物に勝るとも劣らない「栽培きのこ」が店頭に並ぶようになりました。 代表的な地域で横手の「椎茸」、藤里の「舞茸」、西目の「ぶなしめじ・エリンギ」、田沢湖の「原木なめこ」があげられます。
きのこの香りは食欲をそそりますし、サクサクとした食感は料理のアクセントとなります。和洋中問わず、様々な料理で利用されます。また、椎茸は昆布やかつお節などと並ぶ「グアニル酸」と呼ばれる旨味成分を含んでいるため、だしとしての役割も果たします。
栄養的には、食物繊維が豊富なこと、ビタミンDを含むなどがあげられます。
余ってしまった「きのこ」は、椎茸や舞茸であれば天日干し、または冷凍保存がおすすめです。
そして、秋と言えばもうひとつ「さつまいも」です。こちらも、煮ても焼いてもおいしい秋の味覚の一つです。
さつまいもは、イモ類の中で、唯一強い甘味をだすところが特徴で、昔は主食として、現在は、菓子類などに多く利用されております。おやつなどで出される石焼き芋ですが、これはゆっくりと加熱することで、さつまいもの甘味が増すため、理にかなった方法なのです。 |