秋田を味わいたい!

あきたの鍋シリーズ クジラ貝焼き

 田の鍋料理は秋から冬の寒い季節に食べるものが多いが、だけは断然、夏だ。
 汗がダラダラ流れ落ちるほど暑い日に、フーフーいいながら食べているとさらに汗が出る。食べ終える頃には、もう汗ぐっしょりで気分は爽快。何となく元気が出てくるような気がする。

 り方は実に簡単だ。小さな鍋に半分ほど水を入れ、火にかける。沸騰したら細切りにした塩クジラとナス、ブツ切りにしたミズを入れる。(甘みを出すために長ネギもしくは玉ねぎを入れる人も多い)グツグツ煮えてきたら味噌を味を調えて出来上がりとなる。最近は高級品となった塩クジラに敬意を表し、コブだしを使ったり酒を加える人もいるが、こうすれば美味しさが増すのはいうまでもない。

 記はあくまでも基本型。地域の特徴あるを2つ紹介しよう。

 ず男鹿半島の漁師がさんにごちそうになったものだ。塩クジラとナスをグツグツ煮て、味付けは自家製のしょっつる。火を止めてから夏が旬の地元のクロモ(ナガマツモ科の海藻)をどっさり入れる。褐色のクロモは美しい緑色になり、クロモの粘りで汁はトロトロになる。適度な磯の香りは、いかにも男鹿らしい味がした。

 


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 ュンサイの産地・山本町では、ミズの代わりにジュンサイをどっさり入れる。これまたジュンサイは涼しげな緑色に変わり、いかにも夏らしい鍋料理だった。

 

 つては庶民の食べ物だった塩クジラも、商業捕鯨の禁止以来、すっかり高級品になってしまった。それでも夏の暑い日が続けば、高いと知りつつ買ってしまう塩クジラ。クジラ貝焼きは、秋田の夏の代表的な鍋料理といえる。

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