秋田を味わいたい!

あきたの鍋シリーズ 納豆汁

 

 ゛豆発祥の地゛ともいわれる秋田県では昔から納豆作りが盛んに行われており、販売業者だけではなく自家用の納豆を作る家も多かった。今回、を作っていただいた皆瀬村小安狭温泉、元湯くらぶの女将さんも「実家には地熱を利用した室があって、ワラでくるんで納豆を作っていたもんです」と言う。

 の具は地域や家庭によって異なるが、元湯くらぶのものは土地柄によるものか、山の幸が多い。アザミ、ワラビ、アイコ(ミヤマイラクサ)などの山菜類に、キノコはサワモタシ(ナラタケ)。これらは塩漬け保存していたものを塩出しして使う。さらに里いも、豆腐と油あげが加わる。

 


【 画像をクリックすると拡大されます。】

 布、しいたけ、かつおぶしで取っただし汁にこれらを加え、具に火が通ったら火を止め、最後に味噌とすり込んだ納豆を加える。こう書くと簡単そうだが、なかなかどうして手間がかかっている。納豆はすり鉢に入れて15分はする。塩漬けの山の幸は当日使う分だけ塩出しして細かく切る。

 湯くらぶ名物のは11月から3月までの寒い時期、朝食時に出される。「は時間がたてば独特の粘りも風味も飛んでしまうので、お出しする直前にでき上がるように作ることが大切。最近は地元産の山菜やキノコを大量に仕入れるのも難しくなってきたども、お客さんにほめられれば止められねんすな」と女将さんは笑う。最近は関東方面からのお客さんにものファンが増えているという。

 

このページのTOPへ