秋田の海・山・里の伝統食100選

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笹巻き

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■技術提供者:森川イク    ■由利本荘市(東由利地区)

笹巻きは、県内各地でつくられる伝統食で、かつては端午の節句や田植え後のさなぶりで作られる行事食でした。田植えがすべて女たちの手によるものだった時代に、農家の嫁たちは、さなぶりとして実家に休養に行く習わしがあり、嫁家から実家への手みやげは笹巻きでした。
古くから先人たちははクマザサの殺菌効果を知り、長持ちする笹巻きや笹もちを作って利用してきました。笹の巻き方はいろいろありますが、由利地域の巻き方は先の尖った独特の巻き方です。
【材料および分量(笹巻き55個分)】
餅米 1.5(1升)
笹の葉 150枚(3枚巻き)
いぐさ (水でぬらしたもの)  
タンサン(重曹) 少々

 

【作り方】
1) 笹の葉は洗って水気を拭き、先と茎を切り落としておく。
2) 餅米は洗ってザルにあげて、15分くらいおく。
3) 1)を手に持って裏を手前にして2回転させてカップを作る。
4) 3)に餅米40g前後入れる。笹の葉の大きさにもよるが、餅米1.5kg(1升)で40個くらいできる。大きな笹の葉は35個くらいできる。
5) 形を整え、イグサで封をし、巻き次第水を張ったボールに入れ、そのまま2時間位浸す。
6) 沸騰した湯にタンサン(重曹)少々入れ、5)を入れ30分煮て冷水にとり、それを絞った布(タオル等)に包み、ゆっくり冷ます。
   
【笹巻きの巻き方】
1 根本を右に歯の表を見る。   2 右の根本から内側にくるりと巻き込み、三角の筒を作る。    3 先から米がこぼれないようにしっかりさせる。   4 2枚重ねた笹の裏から、3の上部に置く   5 蓋になる部分を上に残してくるりと巻き込む
       
6 米を詰める。(詰めすぎないように)   7 手前の笹を折、向こうから蓋を倒す。   8 しっかりと折る。   9 蓋を押さえながらイ 草でしばる。   10 いぐさをしっかりと結すぶ。
       

 

【調理のコツ】
タンサン(重曹)を入れて煮ると色上がりがよいが、入れすぎると米に笹の色が移り黄色くなるので少なめに入れる。
笹の色は少々悪くなるが、笹巻きは水から煮ても良い。水から煮る場合は50分位。日持ちを良くしたい時は長めに煮る。
笹は二枚でつくることもできるが、3枚の方が丈夫で日持ちがよい。
いぐさは前もって水に浸しておくこと。いぐさがない場合や初めての場合は輪ゴムでもよい。いぐさは畳さんから分けてもらうとよい。

 


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