秋田の海・山・里の伝統食100選

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干し餅

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■技術提供者:鈴木リサ子    ■北秋田市(阿仁地区)

 県内各地で冬に作られる代表的な米菓子の「干し餅」は凍り餅ともよばれ、冬の寒波を利用して作る保存食です。子どものおやつの他、田植えの小昼(休憩)などで食べられてきました。中でも北秋田地方の干し餅は水分をたくさん入れて作るためできあがりがさくさくとして、柔らかいのが特徴です。

 

【材料および分量】
餅米 1.5kg(1升) 
砂糖 300g
しそ(塩づけ) 30g
小豆(煮たもの) 100g
カボチャ(煮たもの) 100g
炒りごま 20g
少々


 

【作り方】
1) 餅米を一昼夜水に浸ける。
2) 餅米を蒸す。
3) 餅つき器等で餅を20分位搗くが、この間餅を柔らかくするため、約250ccの打ち水をしながら搗く。
4) 砂糖、一つの具、塩を入れて、さらに10分位搗く。
5) 搗いた餅を、打ち粉をした伸し板で2cm位に伸し(又は伸し餅用ダシ等の容器に入れ) 形を整えながら1日置く。(包丁で切りやすい硬さになるまで置く。ダシがない時は、四角い箱にビニールを敷き、その上に餅を伸ばして入れてもよい)
6) 4)をマッチ箱くらいの大きさに切り、スゲやワラで編み組み餅を作る。
7) 寒波を見極めながら、6)を水またはぬるま湯に8時間くらい浸けて、氷点下の外気温の中で干す(必ず外気で凍らせる事。日にあてないようにして2.3日干す)
8) 7)を室内の風の当たらない涼しい所に入れ、陰干しにして20日余り乾燥を続ける。


 

【調理のコツ】
凍らす時は、寒波を見極めて一気に凍らせること。(冷凍庫でもよい)
仕上げを急ぐ時は、最後の3~4日をストーブで温めた部屋で乾燥してもよい。